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ダイオキシン騒動はやっぱり間違いだったと
今日、福島県の学校での被曝線量を年間1mSv以下に設定することを文部科学省が決定したようですね。これはグッドニュース。というかホッとしました。やっとかと。

前回のエントリーで損失余命の話題になりましたが、0~9歳児が年間10mSv被曝した場合、十数日から30日の損失にあたり、受動喫煙の損失余命120日のおよそ4分の1くらいの値ということでしたから、今までの年間20mSv以下という基準は、ちょっと子供にとって過酷な条件過ぎたことがよく分かります。今更ながら。

年間20mSvですと、受動喫煙のおよそ半年ぶん以上(個人的に線量が高いほど影響が膨らむとみています)のリスクと想像できます。これは、学校という空間では、許されるようなレベルではないでしょう。これが認められると、先生が授業時間中、目一杯煙草を吸ってていいことになります。

前回のエントリーで私が怒っている旨を書きましたが、それはダイオキシン対策が今現在裏目にでているのではないかという危惧からきています。

ダイオキシンの危険性がそれほどでもなかったことは、今はわりと知られていると思います。もし、ご存知ない方は、こちら(↓)をご覧ください。

http://homepage.mac.com/saito_sy/religion/H1511STdioxin.html
【斎藤吉久Webサイト 愚かしいダイオキシン「過剰規制」】

書籍でしたら、こちらなどオススメです。

P1060784.jpg

上段左:『定説だって嘘だらけ (日垣隆著・WAC)』 
上段右:『常識は嘘だらけ (日垣隆著・WAC)』
下段左:『環境問題はなぜウソがまかり通るのか (武田邦彦著・洋泉社)』
下段右:『環境リスク学 (中西準子著・日本評論社)』

それぞれ非常に面白い本なので、オススメです。

ざっとダイオキシンの毒性の低さを表現すると、ダイオキシンを含んだ除草剤が1960年から1980年くらいまで日本の水田で使用されていて、その量はベトナム戦争時の枯葉剤の8倍で、そのダイオキシンを含んだお米を日本人は食べていて、今日の長寿大国を作っています(普通ものを燃やせば、ダイオキシンは発生するので、数億年前からある物質です。ステーキや焼魚、野菜炒めにも入っています)。

もちろん、ダイオキシンといえども人体に悪影響はあります。けれど、それが例えばおろしワサビやおろし大根の毒性より強いかといえば、そうじゃなく。

今日、全国の焼却炉がダイオキシン対策のために800度以上の高温でゴミを焼いています。これは一部の重金属を気化させる温度です。分別された可燃ごみといっても、やっぱり闇鍋状態でしょうから、金属類が混ざっていることは多々あるでしょう。

前述の日垣隆さんは以前から、『ダイオキシン対策のために、大型焼却炉を小型化して、今度は亜鉛やセレンなどの有害なものがいっぱい降ってくるような状況になってしまう。とにかくダイオキシンだけ退治すれば良いというように極端な形で動いてしまっていますね。(2007年7月27日メルマガ247号より引用)』と、過剰なダイオキシン対策が別の危険を増大させていることを指摘されていました。

亜鉛は、気化する温度(沸点)が907度、セレンは685度です。そして震災以来もっとも注目されている放射性物質のセシウムの沸点は671度。明らかにダイオキシン対策は失敗に終わったと思います。アホかと。

もちろん、焼却炉には高効率のフィルターなどの設備はありますが、それでも漏れることは漏れるでしょうし、何より放射性セシウム137は半減期が約30年、このままであれば、物が集まる都市部であればあるほど、年々汚染は濃くなっていくでしょうから、30年の半減期に何か意味が?という状況になりかねないなと危惧しています。

毎年10年以上、600億から1800億円の税金を投入して、ダイオキシン対策用の焼却炉を全国で揃えていったわけですが、まさかの展開です。

ただ、唯一救いがあるのは、燃焼温度を下げることができれば、放射性セシウムの気化を防ぐことが出来ます。そのことによってダイオキシンが発生しても、リスクは極小という事実です。ただ現在の法律では、800度以上で燃やさないといけません。法改正は急務。政府は不測の事態ということで対処してくれたらいいのですが。

現在、焼却灰の処理が非常に困難になっていますが、気化したものよりもコントロールはしやすいかと。ダイオキシンのリスクを限りなくゼロにすることに躍起になった結果がこういう事態を生んでいることを、受け止める必要はあると思います。

こういったことは、鳥インフルエンザ騒動でもあって、鳥のインフルエンザなんて昔からあって人間に感染する率はほぼゼロに等しいのに現在の状況があります。渡り鳥の鴨などは鳥インフルエンザの常時保菌鳥ですが、昔の日本人はその鴨を食べることでウイルスの免疫をつけてきた事実もあるそうです。

毎年、お店で販売している田主丸の古賀さんの合鴨米ですが、23年産は販売できません。合鴨の鳥インフルエンザの罹患と騒動を心配して、今年は除草や防虫をご自身でされています。無農薬栽培のために。もちろん、ご自身も鳥インフルエンザの実質の危険性の低さは承知で、です。

おそらく、田畝の雑草は年々多くなっていくと思います。それなのに栽培している古賀さんは毎年、年をとっていくわけです。それを思うと非常に悔しい思いになります。ただ、古賀さんもプロですし、どちらかというと他の栽培方法にチャレンジしてみたそうな気配を去年から醸しだしていましたので、それが救い。これからも応援していきます。

鳥インフルエンザの危険性を重要視するあまり、無農薬栽培の中でも非常に有効でさまざまなメリット(安全面や教育面など)をもたらす合鴨栽培が目の前から消えていくのを目の当たりにしてしまったことは、忘れないようにしたいと思っています。

たいしたことない危険性を過大視するあまり別の危険性が増大したり、何か大切なものを失ったりすることに直面して、少々落ち込み気味になるのですが、そんなときにお店のFAX機に、「放射能検査しませんか?一件あたりニ万五千円!」といった勧誘ビラがピーッとやってきたりします。アホかと。九州の米屋宛ですよ。

もはや病気レベルかもしれません。それはそれでメリットもあるのでしょうが、年々デメリットの方が目立っている気がします。

今回は暗い話題になりました。明日はできるだけ明るい話題にしたいなと思っています。

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【 2011/08/26 22:18 】

震災と原発関連 | コメント(0) | トラックバック(0) |
上手く説明できるか分かりませんが
食品の暫定規制値(出荷制限の基準値)がなぜキロあたり500ベクレルと決まっているのか?というご質問がありましたので、調べてみました。ただ、さすがに私も一介の米屋ですので、その点についてはご配慮願います。お手柔らかに。

といいつつ、実は昨日紹介させて頂いたサイトのリンク先の資料には、記載されています。私の解釈に間違いがあるかもしれませんので、資料のリンク先を記載しておきます。

http://www.s.fpu.ac.jp/oka/
【岡敏弘 OKA Tosihiro】

http://www.s.fpu.ac.jp/oka/radiationriskbenefit.pdf
【「放射線リスク回避の簡単なリスク便益分析」(2011.7.10) 】

飲食物の放射性物質に関する暫定規制値は、詳しく言うと、

【放射性ヨウ素の暫定規制値】
飲料水 キロ300ベクレル
牛乳・乳製品 キロ300ベクレル
野菜(根菜・いも類を除く) キロ2000ベクレル

【放射性セシウムの暫定規制値】
飲料水 キロ200ベクレル
牛乳・乳製品 キロ200ベクレル
野菜類・穀類・肉玉子魚介類 キロ500ベクレル

です。

上記資料では、この暫定規制値ギリギリの放射性物質を含む食品を一年間食べた場合の年間被曝量も計算されていて、放射性ヨウ素による甲状腺被ばく(ヨウ素131だけでなく、ヨウ素132、ヨウ素133、ヨウ素134、ヨウ素135、テルル132からの被曝も考慮)は33.3ミリシーベルトを超えず、放射性セシウムによる全身被曝(セシウム134、セシウム137だけでなくストロンチウム89とストロンチウム90による被曝も考慮)が5ミリシーベルトを超えないという値であるそうです(半減期まで考慮にいれると値はそれぞれ更に低くなります。セシウムの場合は成人で3.2mSv。資料注7を参照ください)。

国際放射線防護委員会(ICRP)の1984年や1993年の提案にある、国による規制が正当化される緊急時の被曝の範囲は、最初の一年間だと、全身線量5~50mSv、個々の臓器50~500mSVとなっています。

放射性セシウムによる全身被曝の5mSv以下という設定は、ICRPの全身線量5~50mSvの一番低い値、放射性ヨウ素による甲状腺被ばくの33.3mSv以下の設定は、ICRPの個々の臓器50~500mSVの一番低い値の3分の2程度を食品に割り当てたものに過ぎないようです。

(このセンテンスは個人的意見)ポイントは、ICRP提案の値の範囲は、国による規制が正当化される緊急時の被曝の範囲ですから、一番低い値(全身線量5mSV)よりも低い値まで(例えば3mSv)出荷制限で規制してしまうと、規制の正当性が国際的には、なくなってしまうことです。

更にポイントは、意外にも可能な限り低い値を設定してある暫定規制値ですが、といってこの規制値以下の被曝であれば安全であり、超えれば危険という目安で設定しているわけでもないという点です。規制によって損害を被ってしまう業者などに堂々と弁明ができるかどうかが目安の基準ですから。

では、放射能の被曝によるリスクはどれくらいなのかというのが、やはり注目すべき点であろうと思います。先日紹介させて頂いた中西準子先生や岡敏弘先生の環境リスク学の損失余命での比較が一番だろうと思います。

損失余命は、環境汚染や喫煙で、どれだけ寿命が縮むのか(本来あったはずの余命をどれだけ損失したのか)を算出した数値です。最初に表をご覧頂いたほうがイメージしやすいと思います。

http://www.nsc.go.jp/anzen/chihou/10/toujima.pdf
【リスクを比べよう サイエンス・ジャーナリスト東嶋和子】

上記PDFファイルの「日本における化学物質のリスクランキング」というページが損失余命で様々な環境リスクを比較した表です。この表は蒲生昌志先生を中心に岡敏弘先生・中西準子先生が作成したものです。

この表によれば、日本人の汚染で一番リスクが高いのは、喫煙:全死因(損失余命は数年~十数年)、2番目は喫煙:肺がん(損失余命370日)、3番目は受動喫煙:虚血性心疾患(損失余命120日)、4番目はディーゼル粒子(損失余命14日)といった状態です。

この表の作成年は確か2001年ですので、禁煙をした人の増加や飲食店での分煙、またはディーゼル規制などが今日まで進んでいますので、一概に比較はできませんが、大きな目安になると思います。

初めに紹介した岡敏弘先生の資料では、年間10mSvの全身被曝(おそらく外部被曝も内部被曝も入れてだと思います)のリスクを計算されています。

「子供に年間10mSvの被曝をさせることは、線形の仮定の下で、十数日~30日の損失余命を起こすことになる。数年続けば受動喫煙に匹敵するリスクである。この程度のリスクは、20~30年前なら問題にならなかっただろうが、文化レベルが上がって、子供の受動喫煙を避けるのが当たり前になった現在では、許容できないリスクであろう。」(資料7ページより抜粋)

ちなみに資料をご覧になると分かるのですが、27歳の成人ですと、年間10mSvの被曝で損失余命は5.1日から7.3日になっています。60歳だと0.8日から1.0日です。全年齢平均だと4.2日から4.7日。年間10mSvで、です。

資料によれば、年間1mSvの被曝でも全年齢平均で10万人中9人程度はガン死のリスクがあり、0から9歳の子供では10万人中30人のリスクであることも記載されています。

10万人中30人という数値が多いのか、少ないのかという点では意見が分かれそうですが、その30人にあたった場合は後悔してもしきれませんので、小さいお子さんのいるご家庭は、出来る限り用心したほうが良いと思います(そういったときは、武田邦彦先生を参考に!)。

ただ、上記資料を作成された岡敏弘先生でさえ、「食品安全委員会がいかに非論理的に現行の規制値を決めたとしても、費用と便益との考慮に基づいて、私は現行の規制値をおおむね支持する。しかし、現行の規制値よりも厳しい値は、費用と便益との考慮に基づいて支持できない。」と現在の食品の暫定規制値には肯定的であり、

また中西準子先生のHPでの『私は、週2日娘の家に手伝いに行っている。孫の相手をしたり、夕飯の仕度を手伝ったりする。3.11の時、上の子は4歳3ヶ月、下の子は1歳9ヶ月。ここでは、今でも北関東の野菜は禁止となっていて、私もそこにいる間はそのFood Codeを守っている。下の子は、トマトやイチゴのような少し酸味のあるものが好きで、かなりの量を食べるので、親もとても気にしている。買い物に出ると、京都産とか香川産とかの物を探してくるが、とてつもなく高いし、味は今いち。先日までは、肉はいいということになっていたが、今回のことで、さらに厳しくなっている。間違って買ってきたりすると、「悪いけど、持って帰って」となり、家に持ち帰って年寄りだけで食べる。この間は、粉ミルクは大丈夫かが議論になっていた。「あまり気にするな!」とは言うが、それ以上は踏み込まないことにしている。「避けること」と、「避けないこと」との差はあまりないのだが、手伝いに行っている者が、あまり理屈を言うのもねと思って。 』という記載も併記させて頂きます。

やっぱり科学者は冷たいね~と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、あるリスクを限りなく0に近づけようとすると却って別のリスクが倍増することは、この世界では常識です。明日、そのことについては書いてみようかと思います。このことについては、私は非常に怒っているので暗い話題になると思います。

それと、リスクの低い大人が、限りなく放射能汚染が低い食品を買いだめするのは、やっぱダメよと。喫煙者は特に。今回のエントリーはこういった主張で終わらせて頂きます。
【 2011/08/24 22:02 】

震災と原発関連 | コメント(4) | トラックバック(0) |
オススメのサイト。
震災から5ヶ月以上経ちまして、これから全国で米の収穫を迎えます。
茨城の茨城県鉾田市の二重作という産地からは、玄米キロあたり54ベクレルの放射性セシウムも検出されましたし(二重作と同市内の青柳と札では不検出)、そういった情報に注目している方も多いと思います。

放射性物質にどう備えるか、食品を含む身の回りの汚染状況がどのように進んでいるか、またその汚染状況をどのくらい危険と判断するのか、といったことに明確な答えが欲しいのに、専門家によって言うことがマチマチでよく分からない状況が更にストレスフルです。

そういった不安やストレスを軽減できるようなサイトを今回紹介致します。本当に微力なことでしかこのブログをご覧になっている方々に貢献できませんが、参考になればと思います。

まずは
http://takedanet.com/
【武田邦彦(中部大学)】

中部大学の武田邦彦さんのサイトです。震災以来ずっとこのブログでもオススメしてきました。ワンパターンですみません。

放射能汚染に対する防御方法を調べるには最適なサイトだと思います。学者さんとしては、?という方も多いようですが、ものすごく詳しいけど嘘や計算や一儲けを企む学者よりは、ずっと参考になると思います。

もし大きな地震があって、その後に色々と復旧作業をこなさないといけないときに、一番頼りにならないのは、たくさんの瓦礫を前にして、周りの人間に「こうした方が効率的だから、ああしろこうしろ」という人だと思います。実際に役立つ人は、黙々と目の前の瓦礫を処理する人です。

武田教授は、国家予算を最初からあてにせずに、ごく普通の人たちに放射能汚染からの防御方法を随時呼びかけられていました。人気も出て、このことで多少の印税が入るかもしれませんが、そんなことより研究費目的で国家予算を引っ張ってくる努力をした方が、何倍も利益が出たはずです。それをしなかった人なので、私は信用しています。

ただ、サイトの文章は校正が入っていないため、読みづらいこともしばしば。最近出版された『武田邦彦が教える子どもの放射能汚染はこうして減らせる(竹書房)』を読んだほうがわかりやすいかもしれません。

次は
http://tsukuba2011.blog60.fc2.com/
【3.11東日本大震災後の日本】

こちらはつくば市にお住まいのTSOKDBAさんのサイトです。震災以後の原発や放射能汚染に関するデータを集め、詳細に解説、そして今後の予想もたてておられます。米の汚染状況はずっと巷間の予想より軽微であろうという予測もされています。

野菜、牛肉、環境、海洋、海底土など、様々な汚染状況を把握するにはピッタリのサイトだと思います。なにしろ理系の方ですので、私の予想よりもはるかに信憑性があります。米の検査結果も逐一フォローしていますので、非常に便利。頭が下がります。


最後に
http://homepage3.nifty.com/junko-nakanishi/index.html
【中西準子のホームページ】

日本のノーベル賞候補科学者の一人といわれている中西準子さんのページです。環境リスク学がご専門です。震災以来、ご意見が待ち遠しかったのですが、カーボンナノチューブのリスク評価をされていたそうで、なかなか更新がされず。ここ2ヶ月でやっと動きが出てきました。

ちょっととっつきにくい内容かと思いますが、今後の動きに期待しています。放射能汚染への防御方法なら武田先生、全体的なリスク評価は中西先生を軸に参考にすると良いと思います。

コメント欄への続きも書く予定でしたが、今晩は早く帰宅したいので更新はこれくらいにしたいと思います。ちょっとお腹が減りすぎて、調べ物をする根気がありません。あしからず。

【 2011/08/23 20:35 】

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明日は千葉米の放射能汚染の検査結果がでますね。
コメント欄でお伝えしていたことが、なかなか実行できない日々。やっぱり盆前は忙しいです。お待ちの方々には申し訳ありません(初めてブログをご覧になる方は、コチラのエントリーを参照ください)。

いつの間にか、明日は千葉米の放射能汚染の検査結果が発表されることになっています。予測よりも検査結果の方が大事ですので、今日中に予測については決着をしないと意味がなくなります。

今回の最大の謎は、土壌からのセシウムの移行係数が、実際は“白米で0.0016、玄米で0.0033”と考えられているのに、今回、農水省ではそれを“0.1”としたことです。

この経緯については、理由が未だにわからないのですが、専門家がどういうふうに捉えているかは、例えば『福島第一原発事故 衝撃の事実(ぜんにち出版)』という震災後に出版された本で確認することが出来ます。著者は、元IAEA緊急時対応レビューアーの高橋啓三氏と、ヘブライ学者の手島佑郎氏の共著となっています。一部引用しますね。

『米の場合、土壌のセシウムの10分の1が米に移ると仮定されていて、1キログラムあたり500ベクレル以上の米が生産されないように設定されたのが、作付け制限の「5000ベクレル」という基準です。土壌のセシウムの10分の1が米に移るという設定自体が100倍以上の安全率を見たもので、5000ベクレルの水田で米を生産しても、実際に収穫される米は500ベクレルよりもかなり低いセシウム濃度となります。』引用終わり

農水省の米の放射能汚染に関する検査は、ずいぶんと細かく且つ大規模に実施するようですので、それゆえに不検出ばかりでなく、検査数値が出たものがいくつか上がってくるものと思われますが、それでもやはりそれは非常に低い値だと思われます。

食品を扱っている者として、私が一番心配しているのは、放射能汚染もさることながら、工場などから流出した薬物や重金属の汚染です。津波は広範囲ですし、火災に見舞われた工場やコンビナートも多い。

P1060232.jpg

こちらの画像は、昨年、保健所が抜き打ち検査に来た時の検査成績書です(クリックで大きくなります)。ほとんどが残留農薬の検査なのですが、

P1060238.jpg

この画像のように重金属のカドミウムの検査項目も。カドミウムはイタイイタイ病の原因とされています。このような項目が12ページに渡ります。もちろん結果はオールオッケーでした。こういった検査は信頼できる業者や卸しであれば自主的に実施します(震災前からそうです)。

今年は水銀などの項目を増やした方が良い地域がありそうです。

今後のマスコミの動きの見通しとしては、細かい放射能検査ゆえに、極低線量ながら放射能汚染された米が見つかり、それは大きく報道されると思います。米の放射能汚染が一息ついたら、おそらく薬物や重金属汚染を話題にするかもしれません(同時かもしれません)。

しかし、米の放射能汚染の濃度は検出されてもごく低く、また薬物や重金属の汚染の疑いがある圃場も、ほとんど塩害でやられており、ごくわずかな作付けにしかなっていないと予想され、問題のあるレベルの米があったとしても、市場に出ることを防ぐことはできるはず。検出可能レベルの放射能汚染の米も、他の汚染米も、その量はごく僅かであり、防ぎようもあります(実際、放射能汚染の検査は相当厳しいものです)。

これから色々と汚染については、報道されると思いますが、予備知識として以上のことは頭の片隅に置いておくと良いかなと思います。的確な判断の一助になればと思います。
【 2011/08/09 21:51 】

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梅雨ですね
梅雨ですね。
暑いですね。

P1040922.jpg

画像は数日前に撮影したものです。クリックで大きくなります。

梅雨らしいシトシト雨のときでしたので、蜘蛛の巣にたくさんの雨粒がくっついていました。右上奥にはしっかりとこの巣の大家さんが写っています。

今日の福岡は台風がしっかりとよけてくれたお陰で大事に至りませんでした。

台風といえば、今年は特に関東東北方面に台風が向かわないように祈っておかなければなりません。私がもし関東以北に住んでいたら、食品による内部被曝よりも地表に溜まっている放射性物質を気にしていると思います。

台風などの強風は、地表に降りてしまった放射性物質をまた空間中に巻き上げてしまうことが容易に想像されるからです。大規模に広範囲で。

これは農作物などの食品が吸収したぶん、つまりワンクッション置いた量よりも、地表にある放射性物質の方が量も種類も多いはずですから。ただ、地表や空間中にあるものは眼に見えないからタチが悪い。食品の場合は、まだ姿かたちのある物質ですから想像しやすいとは思います。

関東東北にお住まいの方は、台風がもし来たら、是非インフルエンザ用のマスクを着用することオススメします。目が細かいので肺がんリスクのあるプルトニウムも通さないようです(出歩かないのが一番ですが)。小さいお子さんのいるご家庭は、もちろん食品にも気をつけてくださいね。

テレビを観ると、関東の人はほとんどマスクをしていないようで、やっぱり暑いし、梅雨だからでしょうか。いつも少し不思議に思っていて、台風のような強風と雨の日はさすがにちょっとリスクが高いんじゃないかと思います。
【 2011/06/25 19:23 】

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